att.transcriptional

att.transcriptional 手書き資料や同様の資料を転記する場合、著者や筆写者に関する調整を記録 する要素に付与される属性を示す。 [11.3.1.4 Additions and Deletions]
モジュール tei — The TEI Infrastructure
構成 add addSpan del delSpan mod redo restore retrace rt subst substJoin undo
属性 att.editLike (@evidence, @instant) att.written (@hand)
status⚓︎ 当該調整の影響を示す。例えば、削除の際、取消線の範囲が多すぎた り少なすぎたりする場合や、追加の際、既にあるテキストの部分をコピー して挿入したりする場合。
状態 任意
データ型 teidata.enumerated
例としての値は以下の通り:
duplicate
当該テキストは全て、元資料にあるテキストのコピーを追加するも のである。その程度は、語単位であったりそれより小さいこともある。
duplicate-partial
当該テキストの部分は、元資料にあるテキストのコピーを追加する ものである。
excessStart
当該削除部分の始点は、例えそれが明白な削除ではなくとも、マー クされている。
excessEnd
当該削除部分の終点は、例えそれが明白な削除ではなくとも、マー クされている。
shortStart
当該削除部分の始点は、例えそれが明白な削除ではなくとも、マー クされていない。
shortEnd
当該削除部分の終点は、例えそれが明白な削除ではなくとも、マー クされていない。
partial
当該削除部分は、例えそれが明白な削除ではなくとも、マークされ ていない。
unremarkable
当該削除部分は、間違いではない。 [初期値]
解説

各削除部分に関する状態情報は、著者の自筆原稿からの校勘版を除い て、滅多に必要にはならない。追加に関する状態情報も、一般的ではな い。

削除部分や追加を間違いとして記録することは、必然的に解釈が含ま れてしまう。実際には、問題となる文字や単語の有無によって、当該テ キストが言語学的に問題ないかどうかで判断される。

cause⚓︎ documents the presumed cause for the intervention.
状態 任意
データ型 teidata.enumerated
seq⚓︎ (sequence) 当該属性が示す素性が出現すると想定されている順番の、番号を示す。
状態 任意
データ型 teidata.count