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本ガイドラインでは、当該属性rendの値として推奨するものはない。活字化の特徴は様々であり、それらのどれを採用するかはプロジェクトごとでおそろしく異なるからである。当ガイドラインでは、有用な記述法があれば、その都度示すことになっている。rend属性の値は、空白によって区切られる順序不定の個々のトークンの集合である。
空白を区切り記号とするrendの属性値とは異なり、style属性は空白を含んでもよい。この属性は資料における行に埋め込まれたスタイル情報を記録するためのものであり、何らかの出力を対象とするものではない。
この属性の値を表現する形式言語はTEIヘッダにおいてstyleDefDecl要素を用いて指定されてもよい。
もしstyleとrenditionの両方が一つの要素に現れる場合、styleはrenditionを上書きもしくは補完する。styleはrendと同時に用いられるべきではない。後者は形式的なスタイル定義言語を採用しているわけではないから。
属性renditionは、XHTMLの属性classと大変 似たように使用される。但し、重要な違いとして、当該属性は、元資 料の表現を記述するものであり、スクリーン上または紙上でどう表示 されているかを示すものではない。
もしrendition属性がCSSのような形式言語において定義されるスタイル定義を参照するのに用いられているなら、rend属性と同時に用いないことが推奨される。属性renditionと属性rendの両方が使用されている場合、後者の値が前者の値を上書きする、または補うと判断される。
当該属性値となるURIは、属性schemeで提示されているス タイル言語により、当該表現を定義する要素renditionを示すべきである。